koikemaeつれづれ綴り

50歳からの10年を楽しみたい~日々の暮らしのことなど

浮かない表情になる理由は

学校祭の打ち上げに出かけた彼。今朝、「何を着ていくのか?」という話を聞いたのだけど、話の途中で私は出かけてしまいました。どうなったかな、楽しめているかな・・・と思っていたら、程なくして、何となく浮かない表情で帰ってきました。

 

その顔を見て、ピンときました。「みんな、オシャレしてきたでしょ」。彼は「みんなオシャレだったー」と、ショックを受けていました。いわゆるカルチャーショックでしょうね。それもそうでしょう。全然、服装に無頓着君なのですよね。ようやく気付いたか、という感じです。よかったよかった。

 

こういう私服で集まるような日は、みんな、一番のおしゃれをしてくるだろうなと思ったら、案の定でした。

彼の様な、普段着のお友達も一人二人はいた模様。別に、汚れてもいない、穴も開いていない、清潔な服を着ていっている訳なので、なんの問題もないんです。ただ、人と少し違っただけ。普段着っぽすぎただけ。

 

彼のやばい所は、帰ってきてからYouTubeのオシャレ動画を手当たり次第に見始めたこと。例えば「オシャレな人とオシャレじゃない人の違い7選」みたいな動画です。

ファッションで大事なのは、顔周りと、手元と、足回りとか・・・、今の彼に必要なのは、そういう事じゃないでしょうと思う訳ですよ。調べても、知りたいことって、出てこなかったりしますよね。YouTubeを信じて見続けて、何にもならなかった経験がすでにあるというのに。

 

オシャレとは、自分を知ること。自分を知ったら、オシャレになる。みたいなところが大きいじゃないですか。この多様性の時代に、本当のおしゃれや、ファッションは自分らしさの表現方法なのですから。

見ず知らずのユーチューバーの話を聞いて、オシャレ迷子になるくらいなら、自分らしさに気が付いてねという、思いです。

 

彼は、クラスのおしゃれな人をみて勉強すると、言い始めました。いやいや、そこだけに偏るのではなくてね。人のまねじゃなくて、人の目を気にして服を選ぶのではなくて、自分のことを知って、自分らしく、自分の好きな服を着る為に、まず一着選んでみようね、という事から始めてみようね、ということを、確認しました。

 

なぜ、顔を見ただけで、浮かない表情の理由が分かったか。それはね、経験者だから、なのです。私もそういうことがあったよね。その気持ち、分かるよ。